【完】君しかいらない

「あたし……一番見ちゃいけないものを…今日見ちゃったぁ……。……聞きたく、なかった…」


小中の声が、だんだん小さくなっていく。








…ちょっと、待て。


突然すぎて意味わかんねーし。


どう受け止めていいかもわからないし、こんなときの慰め方も…俺にはさっぱりわからない。


…なんで、俺なんだ?


確か、奏太と…


毎日電話してたよな?


奏太に会うと、いつも嬉しそーに小中の話をしてる。


バイトで失敗したときとか、恋愛のことで落ち込んでる小中を笑わせるのが、


すげー快感だって言ってた。


俺には…


そんな芸当はないぞ!?