【完】君しかいらない

電話のディスプレイには…。


『小中』の文字が……。


…アイツ、まだこっちに戻ってきてないよな?


いつ帰ってくるとか知らねーけど、あれっきりマンションでは見かけないし…。


もうすぐ授業始まるしな。


出るべきか…


出ないでおくべきか…。


瞬時に迷ったけど、


とりあえず電話に出ることにした。









どうせアイツのことだから、


とんでもなく、くだらない話なんだろうな。


「アイス買ったら、当たりが出たの~!」とか、


「お土産買うけど、どっちの色がいい?」とか。


…フッ、


想像してる俺も、くだらね~。


そう思ってケータイを耳にあてた。