【完】君しかいらない

「安元くん、今日塾のあとって…暇?」


司が上目遣いでモジモジしながら俺を見てくる。


「暇じゃねー」


「だっ…だよね!?じゃ…いいや。アハハ、あたしったらバカだね」


司は恥ずかしさを紛らすためなのか、カバンの中を見てゴソゴソやってる。


顔…すげー真っ赤だよな…。


…俺、即答しすぎか?


だよなあ…。


司がこんな風にして誘ってきたのって初めてだし、


行かないにしても、


話を聞くぐらいのことはした方がいいよな…。








「ゴメン…なに?なんかあんの?」