【完】君しかいらない

「うん。愛梨は…ただ、俺に頑張れって言うんだよな。正直それが、ものすごいプレッシャーだった…」


そんな…。


プレッシャーだった…んだ…。


「依子はさ…弱気になってるときに、叱ってくれたり、だけどちゃんと話を聞いてくれたよな?

今…乗り切れてるのは、依子が俺の心の支えになってくれてたおかげだから…」







数ヵ月前までは、


あたしに優しい言葉をかけてくれてたあっくん。


そんなあっくんは、数週間前にあたしに冷たい言葉を放った。


そして今日…


あたしの目の前で、


大切なものを抱えるようにして、


依子を優しく抱きしめている…。