【完】君しかいらない

「依子は、絶対来るって思ってた。…めちゃくちゃ、嬉しかった」


そう言って…あっくんは、しゃがみこんでいる依子の肩をそっと包むように、抱きしめた。


「あたし…言えなかった…。だって、みんな愛梨を応援してるんだよ!?

あっくんとくっつけようって雰囲気だったし、そんな中で…言えるわけ…ない」


ズキッ!


もしかして…


あたしの、せい?


あたしがみんなに、あっくんが好きって最初に言ったから…!?








「うん…だよな。依子はいつもお姉さんぶって、我慢するよな」


「うっ…」


「だけどさ…ウチの親父が倒れて、俺がやけくそになってたとき、依子の存在がホントに心強かった」


「ホント…に?」