【完】君しかいらない

「あれはっ…突然だったし…あたしも気が動転してて…」


「それでもさ。よけようと思えば、よけれたはず…。みんながカラオケしてる部屋に戻ってもさ、なにもなかった顔してるし?」


…カラオケ?


ふたりはいつの話をしてるの…?


「だって…愛梨に勘づかれたくなかった…。やっと…勇気出して、『今日あっくんに告白する』って言ってたから…」


ウソ…


あたしが告白した日に、


ふたりはキス…を、して…た…の?






「ふーん。そのおかげで、俺は半ばやけくそでオッケーしたけどね…依子が…少しでも、悔しがればいいって思ってた」


「…………」


「…悔しかっただろ?まさか俺がオッケーするなんて、思ってなかっただろーし」


依子…?


ウソ…ウソだよね?