【完】君しかいらない

とは思うものの、無理やり頭を下げさせられて、ふてくされながらも従う。


更に不愉快な気分になってると、俺の前に立っていた男が、大きな声で笑いだした。


「ハハハ!多分コイツらが迷惑かけたんでしょう」


だと思うなら、なんで俺を投げ飛ばしたりするんだよ!







結局、俺はそれ以上なにも言わせてもらえないまま、男が車の中に戻るのを見守る。


男は運転席に乗ると、


「そこで会ったから乗せてやっただけなのに、こんなとこで面倒おこすなよ?」


って言いながら、中にいるヤツらの頭を軽く小突いていた。


そしてそのまま車を発進させた。


助手席にいるヤツが窓から身を乗りだして、俺を威嚇してくるから、


ムカついて追いかけようとしたら、社員さんに思いっきりドツかれた。