【完】君しかいらない

「キャーッ!!」


バチんっ!!


目の前にいた奏太くんを思いっきりひっぱたいたつもりが、


「イテーッ!!愛梨!?なにすんだよ!?」


涙目でこっちを見ていたのは、


お兄ちゃんだった。








…あ…れ?


夢っ!?


「こんなとこで寝るなよな?風邪ひくぞ?布団敷いたから、運ぼうと思ったのに…」


さっき抱き抱えられると思った感覚は、お兄ちゃんだったんだ…。


汗くさいのも、納得…。