【完】君しかいらない

アイスを買って、お兄ちゃんのマンションに入る。


奏太くんと安元くんと、公園でアイス食べたっけ。


おいしかったな…。


今はテレビの前に座って、一人でポツンと食べるアイス。


…それなりにおいしいけど、なんか違う。






夜の公園で、あの二人とアイス食べるポジションを、


他の女の子たちが泣いて欲しがる…


って前に奏太くんが言ってた意味が、


今はなんだかわかる気がする。


…あたし、贅沢させてもらってたんだね。


ふたりが学校で人気があるの、


すごくわかる。







だって…


ふたり共、


すごく優しいんだもん。