【完】君しかいらない

「怪しいですよね?いきなりこんなの作って。しかもあたしの名前変だし!!」


「いや…そうじゃなくって…。笑って悪かった。それに、司って名前、別に変じゃねーし」


俺がそう言うと、今まで泣きそうだったのに今度は笑ってる。


「ホントですか!?そんなこと言ってくれたの、安元くんが初めてです!!」


マジかよ…。


んなわけねーだろと思いつつも、ウソっぽく見えないのが不思議。


天然…?


ますます似てんな…。


頭の中に、いつも的外れなことをする小中が浮かんだ。







「…俺、夕飯食ってくんの忘れたから。それもらっていー?」


「えーっ!?」


受け取ってもらうために渡しにきたんだろ?


だったらなんでそこまで驚く?


…おもしろいヤツ。