【完】君しかいらない

「いや…見たことある。志望校な…。ホント、突然すぎて意味わかんねー。…もっと順序立ててしゃべってくれる?」


「えっ!?あっ…はいっ。あたし、蔦田つたさ…あっ、司って言います。男みたいな名前で…気に入ってなくって」


自分の名前噛んでっし…。


いつもならイラッときてる俺だけど、この必死さと支離滅裂な感じ…


どっかで見たことあんな…。


「これ…今日作ったんです。よかったら、食べて下さい」


しかも一方的…。


紙袋を押し付けられて、この女が誰に似てるのか…


わかってしまった。







「ブッ…」


「…えっ!?」


いきなり吹き出した俺を見て、かなり驚いてる。