【完】君しかいらない

「まさか。俺の方こそ、俊さんにそんなこと言ってもらえるなんて思ってもみなかった…。

…逆に、俺みたいなのが愛梨ちゃんの側にいても、いーんすか?」


「今日初めて会ったときは、見た目で判断しそうになったけど…。奏太くん、かなりいーヤツだよね。

愛梨が自分の方向性を見失ったとき…奏太くんなら、立ち直せてやれる気がするんだ」


「俊さん…俺、そんな立派な人間じゃないですよ?」


なんでそんなに俺のこと、信用してくれるんだろう。


そりゃ、嬉しいけどさ…。







「立派とか…そんなのは、どーでもよくって。…愛梨は、ずっとみんなに愛されて育ってきたから」


「…え」