【完】君しかいらない

「その点あっくんは学校でも人気者だったし、今まで挫折なんて味わったことなんてないような子だったから…。愛梨の気持ちを考える余裕なんて、なかったんだろーね」


そういわれると、俺だって元カノにヒドい言い方したことは、あるかもしれない。


だけど…


あっくんの言い方は…ないよな。


自分だけが悲劇のどん底にいるみたいな言い方でさ。






「安元くんはどうか知らないけど、なんとなく冷たい雰囲気持ってるよね。もし愛梨と付き合ったら、遠距離してるときみたく、不安になることが多い気がする」


まあ…実際、言葉足らずだからな。


陽斗のそれは、俺は慣れてるけど、女からしたら言葉が少ないっていうのは、不安要素になんのかな…。