【完】君しかいらない

「妹のために…こんなとこにまで来てくれて、ホントにありがとう」


俊さん…。


俊さんは俺に頭を下げると、手で顔を覆った。


「そんな…俺なんか全然ですよ」






愛梨ちゃんが一番不安だったときに、すぐ側で寄り添ってたのは、俺じゃなかった。


それが、何より…悔しい。


その相手が陽斗だから、余計そう思うのかもしんないけどな…。