【完】君しかいらない

「愛梨は、あーいう優等生タイプが昔っから好きなんだよね」


「へー…」


ますます、俺とは縁遠いよな…。


「だから…奏太くんは、見た目から損してると思うよ?」


「見た目からねぇ…って、ええっ!?」


ヤバ、


やっぱ俊さん、俺の気持ちに気づいてんじゃん!!


バレたことで微妙に顔がユルむ俺に反して、俊さんは未だ真面目な顔して、俺を見てる。







「今日…もし俺ひとりだったら、愛梨をこんなに笑わせてあげられなかったと思うんだ」


真剣な俊さんの表情を見て、俺も思わず顔をひきしめた。