【完】君しかいらない

そういえば、前に奏太くんをウチに泊めたことがあったっけ。


あのときは、なんとも思わなかったな…。


今思えば、かなり思いきったことしてるよね。


奏太くんにも、迷惑じゃなかったらいいんだけど…。







お風呂から上がると、


奏太くんとお兄ちゃんが仲良くしゃべってる。


「奏太くんっ!さっきはゴメンな、投げとばしたりして」


「気にしないでいーですよ?小さい頃から、突き飛ばされたりとか、しょっちゅうだったんで。おかげで受け身はウマいんです」


えっ、そーなの!?


「奏太くんを突きとばす!?ヒドいヤツがいるんだな…」


「俺、小さい頃イジメられっ子だったんです」


そう…だったよね。


そっか、突きとばされたりもしてたんだ…。