【完】君しかいらない

「ごっ、ゴメンね。断っていいよ?」


あたしが奏太くんに謝ると、奏太くんはニマーッとすっごく嬉しそうに笑った。


「行かせてもらいます!!!」


えーっ!?







「ちょっ、ちょっと!?新幹線の時間がっ」


「俺、全然ヘーキ。もし乗り遅れたら、適当にホテル泊まるし」


「ホテルなんか泊まんなくても、ウチ泊まったらいーよ。雑魚寝だけど、いーよな?」


お兄ちゃんはあたしに視線を送ってくる。


いいよなって…なにがっ!?


あたしは雑魚寝でもいいけど、奏太くんと雑魚寝って…


なんか、それって…。


お兄ちゃん、あたし一応…女の子なんだけどなあ…。