【完】君しかいらない

「ねえ、奏太くん。今日ってどーすんの?」


「俺ですか?新幹線で帰ります」


「えっ、明日とか用事あんの?」


「ないです」


お兄ちゃんは、奏太くんの様子を伺いながら、なんだかモジモジしながら質問してる。






「えーっと、もしよかったら…ウチで飯食ってかない?」


…はいっ?


「ちょっ、ちょっと、お兄ちゃん!奏太くん誘ってどうするの!?しかも、新幹線の時間がっ」


「用事ないって言ってるしー…俺、同年代の人が同じ支店にいなくってさ。奏太くん、話しやすそーだし、もっと喋りたい」


お兄ちゃんと奏太くんは、同年代じゃないよ!?


しかも、お兄ちゃんが喋りたいって…奏太くんからしたら、めちゃくちゃ迷惑じゃない?