【完】君しかいらない

「このままお兄ちゃんといら、いっぱい聞かれるし、話さなきゃなんないと思う。…めんどくさいよね?」


「いや?めんどくさいとか、そんなんじゃなくって。愛梨ちゃんが…また、思いだすかもしんないし」


「あたし!?あのね、お兄ちゃんには全部話すつもりだから、全然いいよ。できたら、このままお兄ちゃんと喋ってくれた方が…」


あたしと奏太くんがコソコソ話してると、お兄ちゃんが悲しそうな顔をして間に割って入ってくる。


「ふたりでばっか喋ってないで、俺も入れてよ。なになに?もしかして、今朝の安元くんとバトンタッチした?あっくんに会った?」


…ホラね。


もう、興味津々。


聞きたくって仕方ないみたい。