【完】君しかいらない

「えーっと…愛梨…。こーいう友達、いたっけ?」


お兄ちゃんは、奏太くんの髪をチラチラ見ながらあたしを見てくる。


金髪だから、ヤンキーと思ってるよね。


まあ奏太くんがヤンキーなのかどうか、ホントのところよく知らないけど、とってもいい人なのは、確証済み。


「あのね、同じ学校の友達で、奏太くんっていうの。今日会った安元くんとも仲いいんだよ」


「へー、そっか!ど~も、愛梨がいつも…あれっ!?けどさ。あっくんに会いに行ったんじゃなかったっけ!?奏太くんはいつから合流したの?もしかして、みんな友達?」






お兄ちゃん、それはナイよ~。


あっくんと奏太くんがいつ友達になるの?


説明しようとしたら、奏太くんがあたしの背中をポンとたたいた。


「俺、ここまでにする。なんか、ややこしくなりそーだし…」