【完】君しかいらない

なにがどう違うんだろ?


笑われてる意味も、全然わかんないよ。


「あ~、もお。愛梨ちゃんには、ハッキリ言わなきゃ伝わんねーな。いや、ハッキリ言っても伝わんねー気がするな」


「へ?なにを?」


「…ま、いーや。そういうとこが、愛梨ちゃんだよな」


奏太くんはあたしの頭に手を置いて、ナデナデしてくる。


「あ~っ!バカにしてるでしょ」


「してない、してない。そこがスキだから」


なんて言いながら、笑ってる。






結局いつもの調子に戻ったところで、○○線の乗り場に到着。


「あたし、ここからひとりで行けるから。奏太くん、今日はホントにありがとね」


奏太くんを見上げると、あたしを見て優しく目を細めてる。