【完】君しかいらない

――ガンッ!!


近くにあったゴミ入れを思いっきり蹴ると、愛梨ちゃんを見てた男はビクッと肩を揺らし、慌てて走りさった。


それに合わせて愛梨ちゃんもビビってる。



「奏太くん、どうしたの!?」


あ~、ダメだ。俺、普通でいられない……。



「別に…。ゴメン、愛梨ちゃんにイラついたわけじゃないから」


「う…うん…」


愛梨ちゃん完全にビビってる。


マジでゴメン……。







あ~、こんな俺って見苦しいよな。


こんなに近くにいんのに、


愛梨ちゃんは一応もうフリーなのに、


友達なんてな……。