【完】君しかいらない

奏太くんのことは、昔も今も、ただ同じマンションに住んでいて、


安元くんといつも一緒にいる人で…。


たまにハグしてきたり、あたしをからかってくる男の子。


…そのぐらいにしか、思ったことがなかった。


そうだよね…


あたしたち、友達なんだ…。







「それに、あっくんのキモチは、男の俺の方がわかると思うけどな」



「…えっ?」


恋愛の相談は今まで女の子にしかしたことがないから、


何だかちょっと違和感あるけど…


奏太くんの真剣な声を聞いてたら、


男の子のことは、男の子に相談した方がいいのかな…って気もしてくる。