【完】君しかいらない

心配そうに見つめる奏太くんを目の前にして、さっきのあっくんの言葉が脳裏によぎった。


『愛梨はいつもそうだよな…。周りがいつも助けてくれてた』


あたし…そうかもしれない。


いつも周りの友達に助けられてる。


人に頼りすぎなのかな…。


今回のことは…あたし、人に頼らずに頑張ってみたい。


あっくんはあたしのことをいらないって思ってるけど、


あたしが必要だって言ってくれるように、頑張ってみたい。







「…どした?」


途中で話すのをやめたあたしの顔を、奏太くんが覗き込んでくる。