【完】君しかいらない

ウソっ…。


あれって…もしかして、奏太く…ん?


…なわけないよねぇ。


こんなところにいるわけないし。







…ハッ!!


奏太くんらしき人が、「絶対動くなよーっ!!!!!」って叫ぶ中、


電車が走り去ったあと、ポツンと一人残されたホームで、周りの人の視線が一気にあたしに集中した。



わっ!!!


動くなって言われても困るよ。



あたしは真っ赤な顔をしたまま、ホームの端に走って逃げた。