【完】君しかいらない

あたしが幸せになれる唯一の条件は、


あっくんがあたしを好きでいてくれることなのに…。










「今さ…自分は別に幸せじゃないって、思わなかった?」


ドキッ…。


思った…。


頷くこともできずに、あっくんをただ見つめる。


「幸せの中にいると…そんなことに、気付かないんだよ。自分の身に不幸なことが降りかかったときに初めて、今までどんなに幸せだったかがわかる。

愛梨の基準は…いつも恋愛だろ?これからどうやって生きていこうとか、そういうことなんて…考えたことないだろ?」