【完】君しかいらない

「行く…な。送れないけど…」


「あっくん…?あたしにできることがあったら…。お店も手伝うし…、何でも言って?」


「愛梨は、自分のこと…頑張れ?俺は自分が今できることをやるしかないから…」


「そんな…。どうして?前のあっくんはそうじゃなかったよね。

あたしが協力したいって言ったら、応援に来てとか、いっぱい会いたいとか…そんな風に言ってくれてた…」





「じゃ…金、貸して?」


えっ…?


目の前のあっくんは、あたしが今まで見たこともないような冷たい顔をしていて、あたしの心も一瞬凍りつきそうになる。