【完】君しかいらない

「ちょっと、もぉ。お兄ちゃん!!安元くんはね、あたしをおぶってくれて、親切でバス停まで連れてきてくれただけなんだから」


お前っ!!!そこまで言うか!?


さすがの俺も焦って小中の口を押えにかかる。



それを見て、ますます怪しまれてしまった…。


「おぶった!?えっ、なになに。二人って、そーいう関係?愛梨、あっくんには黙ってるから…全部お兄ちゃんに教えてよ」


あぁ…


俺、やっぱコイツが嫌いだ。


何でしゃべるかなー。


言わなくてもいいこと、隠しておけばいいことを、流れですぐにしゃべっちまう。


慎重さのかけらもない…。