【完】君しかいらない

「俺は大丈夫なんで…。そこの駅から電車に乗ります」


「えーっ!!!!何でそんな冷たいこと言うんだよ。今日会ったばっかなのに。もう次いつ会えるかわかんないんだよ?」


…はい?


小中の兄貴…俊さんが、ちょっと高めの声を出して俺の腕を取る。


「いやー…そういわれても」


「愛梨からも言って!ここまで連れてきてくれたお礼をしなきゃ、俺だって男が廃る。それに、安元くんともっと話したいし」


俊さんはプウッと頬を膨らませて小中を見てる。


なんだ、この兄貴。


…かわいいな。


女みてぇ…。


小中、うまく断ってくれよ~。


俺がチラッと小中を見ると………。