【完】君しかいらない

…おっかしーな。


電話してもつながらねーし。



愛梨ちゃんの連絡先を知らないから、連絡取ることもできない。



結局上山とも連絡が取れなくて、俺はそのまま家に帰ることに。










直接陽斗んちに行くか。


マンションの4階で降りて廊下を歩いてると、通路側の部屋の窓が開いていて、カーテン越しに人の声が聞こえてきた。


「そうなのよ…。さっき俊から連絡があって。愛梨がいきなり泊まりに来るって」


「別にいいんじゃないか?夏休みなんだし」


…あ、ココ。


陽斗のとなりのウチ…っつーことは、愛梨ちゃんちか。


どうやら話し声は愛梨ちゃんの母親のようで、相手は父親のようだった。


っつーか、


俊って誰だ?