【完】君しかいらない

俺は家に戻りながら、知り合いに片っ端から電話して、上山の情報を集めていた。


名前を聞いたことがなかったのも当然で、そいつは他の学校の3年だった。


かなり悪い噂ばかりあるヤツで、俺らが肝試しするって知ってて待ち伏せしてたのか、ただ単にあの場にいたのか…。






やっぱり無理にでも、愛梨ちゃんと一緒にまわるべきだったよな。


そしたら、愛梨ちゃんを危ない目になんか、遭わせなかったのに。


…怖かったよな。


ただでさえビビりなのに、あんな暗い場所で狂暴なヤツに襲われて…。


もし…


陽斗が現れなかったらって思っただけで、


何だか嫌な汗が出てくる。