【完】君しかいらない

「弱い…とは思わないけど。安元くんって、すごく不器用だよね…」


「意外だろ?お前は見るからに不器用そーだけどな?」


「えぇっ!?」


落ち込んでるかと思えば、いつもの安元くんに戻ってる。


「足、どう?少しマシ」


「うん…。だいぶ痛みひいた…かな。一人で歩けっ…」


ちょっと痛いけど、無理に歩こうとしたらつまずいてしまった。





――ガシッ!


よろけたあたしの体を、安元くんがしっかり両手で受け止めてくれる。


「大丈夫か?無理すんな」


「…うん」