【完】君しかいらない

こっちが本社になるお父さんの転勤は、もうこれが最後かもしれなくて。


高校を卒業したら、あたしが前のところに戻るって言ったら、


こっちの方が進学するのに学校も多いし、あっくんからこっちに来てくれるって言ってくれたんだ。


だから、頑張れ……って。







「頑張る!えへへっ。もう、ヘーキだよ」


「うわ~、相変わらず変わり身早いなっ」


「そんなんじゃないもん」


「そーいうとこが、愛梨のいいところ」


あっくんに誉められ、またあたしのテンションが上がる。


あっくんは、今日学校であったことや、部活の話をしてくれた。