【完】君しかいらない

えーっ!!!


黒田くんは安元くんに殴られて、道の端まで吹っ飛んだ。


「痛ってぇ…何すんだよ、安元っ!!」


黒田くんが地面に這いつくばりながら、大声で叫ぶ。


だけど安元くんは、黒田くんとは対照的にかなり冷静。


「もっと殴ってやろーか?」


「なっ…」


「小中の方がお前の何倍も怖い思いしてんだよ。なのに、何だよ…お前、自分のことばっかじゃん」


「そ…そういうけど、俺だって…」


「…ざけんなよ。そんな自分がかわいいか?俺だからこのぐらいですんでるけど…奏太だったら、ぶっ殺されてんぞ?」