【完】君しかいらない

なんで安元くんにおんぶしてもらわなきゃなんないの…?


「……最悪」


あたしがそう呟くと、安元くんは何でなのか、笑ってる。







「笑わないでよ…」


「お前ってホント素直じゃないよなー。こんなときぐらい、怖かった!!!って泣きつけばいーじゃん。その方が女はかわいいぜ?」


うっ…。


その方が、かわいいとか言われても…。


「怖かったもん…」


「だよなぁ。俺もビビったって。道下りてきたら、お前の顔が闇の中にボンヤリ浮かびあがってたんだぜ?」


「えっ!?」


ちょうど男の一人がライト点けたとき?


それはかなり怖いかもしれない…。