【完】君しかいらない

「…フッ。何やってんの?リアル肝試し?」


人を小バカにしたような、話し方。


こんなの、多分あの人しかいない。


だけど…何でここにいるの?







「ホラ、立てよ。アイツらが起きる前にとっとと下おりるぞ」


腕を軽く引っ張られ、無理やり立ち上がらされる。


「あ…あっちに、黒田くんが…」


「そっか。じゃ、連れてくる」


そう言って、あたしの元を離れようとする。


「ま、待って…あたしも、一緒に行く…」