【完】君しかいらない

あたしや春奈が見てる目の前で、安元くんは幹事の胸ぐらを掴み、勢いよく引っ張った。


「くだらないことすんなって。さっさと肝試し始めろよ」


「えっ、だってな。みんな楽しんでるし…ねっ、山田先生も楽しんでますよねー!?」


幹事の子が冷や汗をかきながら、山田先生にお伺いをたててる。


そしたら山田先生は、シレッとした表情で、


「いや…正直、迷惑だけどな。冷やかされて嬉しいわけないだろ」


って、冷静に答えていた。





しばらくして安元くんが、あたしたちの方へと戻ってくる。


そして、春奈にこう言った。


「あの二人、今日婚約するって…」


え…。


山田先生が、婚約!?