【完】君しかいらない

「うわ~、雰囲気悪っ」


げぇ…。


奏太くん、春奈をチラッと見て、そんなことを言い出した。


「ちょっと…奏太くん!?」


あたしが突くと、奏太くんはニヤニヤ笑ってる。


「陽斗、俺が変わろーか?3番」


奏太くんがそう言うと、安元くんは大きく首を横に振った。


「このままでいーし。お前も、いい加減目ぇ覚ませよ…」


安元くんは春奈を見て、ポツリとそう言った。





今のって…春奈に言ったんだよね。


目を覚ませって…どういうこと?


今の言い方だと、春奈はやっぱり山田先生を好きなのかな…。


まだ、未練がある…。


春奈の表情を見てると、そう思わずにはいられないんだよね…。