【完】君しかいらない

「あっ、ごめん。奏太くんしんどいのに引き止めて。あたしのことは気にしないでね!何とかするから」


「お~、いつでも力になるよ?」


「まだ言ってる!」


ハハッ、おもしれ~。


俺の周りにいる女って、誘ったらすぐ家にも来るし、キスの一つや二つでこんなに拒まれたの初めてだな。


俺に興味ない女にはとことん無視されるし、中途半端に関わってくるこーいうタイプはやたらと攻略したくなる。


「じゃあもう行くね」


手に持った大きな紙袋を顏の位置まで上げ、俺に手を振ってくる。


「それにしてもでかい荷物だよな~。何入ってんの?」


「これ?…えーっと、ちょっと頼まれ物を…」


頼まれ物?