【完】君しかいらない

いや、昨日から着替えてねぇし…って、愛梨ちゃんには俺が朝帰りとか、そういう発想はなさそうだよなぁ…。


「ちょっと調子悪ぃし、ウチ帰ろーかと思って」


とでも言っとこーか。


適当についた嘘なのに、心配そうな顔で見つめてくる。


「具合悪いの!?大丈夫かな。もしかして昨日の夜もしんどかったの?」


「いや、そうでもないけど…」


「熱、ある?ちょっと顔が赤い」


「どぉかな。はかってないからわかんね」


「熱があるなら、ちゃんと寝てなくちゃ。途中で抜け出したりしちゃダメだよ?」


「はーい」


なんか勝手に病人扱いだけど、愛梨ちゃんが優しいからそういうことにしとくか…。