【完】君しかいらない

「この公園でよく遊んだなー。な?陽斗」


「だな…。まさか今も一緒にいるとは思わなかったけどな」


安元くんは奏太くんを見て苦笑してる。


「この公園でこーやって話すのも久々かも。たまにはいーな」


「まーな」


二人の会話を聞きながら、あたしは黙ってアイスを食べる。


食べ終わって、ちょっとしたことに気付いた。


「…あ!当たりだ~」


アイスの棒に当たりって書いてある。


「うぉ、マジで?このアイスも久々食ったんだよな。じゃ、今から引き換えてくるわ」


奏太くんは立ち上がると、あたしの手から当たり棒を掴みとった。