【完】君しかいらない

「まあね~。だけどあの頃は、陽斗怖かったし。逆らったらマジでシめられるかと…」


「安元くんに!?なんか意外」


見た感じ、逆っぽいんだけど…。

奏太くんって怖いモノなしってイメージだけど、小さい頃はそうじゃなかったんだ!?


「だろ?昔の俺、陽斗の言いなり。親分と舎弟みたいな?」


「…奏太、言い過ぎ」


安元くんは呆れ顔で奏太くんを見てる。


「そーかな。でもそんな陽斗がカッコいいって思ってたし、俺の憧れだったんだよな~。今じゃ俺の方が男あげたけどな?」


奏太くんは冗談っぽく笑うと、残りのアイスを一気に食べた。


そして食べ終わった棒を使って、地面に大きく何かを描く。