【完】君しかいらない

結局、安元くんのお言葉に甘えることにした。


ペットショップを出て、右に曲がって真っ直ぐ進むと、安元くんは立ち止まってる。


「おーい、何してるの?」


あたしが声をかけると、


「お前、まだどっか行くの?」


って、呆れた声が返ってきた。


「どこって……もう、帰るよ?」


「マジで言ってる?……マンション、あっちだぜ?」


安元くんは、あたしがいるのと反対の方向を顎で指した。


「あっ……!いけない」


「マジかよ……」


安元くんは、うんざりした顔を見せる。