【完】君しかいらない

「それでね、あっくんのことなんだけど。電話つながらなくって…」


「そーなの?またかかってくるでしょ」


「もう一時間返事がないし…」


「えっ、たったの一時間?もうちょっと待ってみようよ~」


電話の向こうで、依子が苦笑いしてるのが目に見えた。


あたし、焦りすぎ?


そうだよね。


たったの一時間…。


「今こうして話してる間にも、あっくんからかかってるかも…」


「わーっ、ホントだ!!じゃ、依子またねっ」


「うん、またかけてきてよ。あたしも電話するから」


「うん!」