【完】君しかいらない

「じゃーね。愛梨、明日も頑張れ!」


「ありがと。じゃあ…あーっ、ちょっと待って!」


電話を切ろうとした依子を慌てて引きとめる。


「…まだ何かあった?」


「あのね、今日のあっくん…どうだった?何か変わったことなかった?」


「えー、どうかな。いつも通りじゃないかな。あ、そういえば今日授業中に居眠りして、先生に怒られてた」


「えーっ、あっくんが!?珍しい~!」


あっくんって、学校で居眠りなんてするタイプじゃない。


制服も着崩してるとこ見たことないし、ノートも一応真面目にとってるもんね。