【完】君しかいらない

心配になって、依子に電話をかけることにした。


「もしもし、依子!?」


「愛梨、元気~!?どうしたの?こんな時間に…」


こんな時間にっていうか、まだ21時なんだけどね。


依子はメール派だから、いつもほとんど電話しないんだ。だからあたしからかかってくるとは思ってなかったみたいで。


「元気だよ~!でもすっごく寂しい!!依子に会いたいよ~」


「フフッ。そーだね、あたしも会いたいよ」


依子の声を聞いたら、何だか涙腺が緩んできた。


最後に会ってから数日しか経ってないのに、不思議とかなりの期間会ってない気がする。


依子と学校の話をしてるうちに、あっくんのことをすっかり忘れてしまいそうになる。