【完】君しかいらない

「やっぱ、安元くんって性格悪い…」


「だろ?だったらもうカギ忘れんなよ」


「はーい…」


玄関を出ようとして、ふと思い出した。






あ、時計がない。


あたしいつも学校から帰ったら時計を外すんだよね。


さっき無意識のうちに、あっくんからもらった時計をテーブルの上に置いてしまったみたい。


「テーブルの上に時計あるかな…」


「また忘れモンかよ…ったく」


安元くんはブツブツ言いながらリビングへと戻ってく。