【完】君しかいらない

「あたしだけじゃないし…きっと、クラスの女子だって…」


「おー、そうか。じゃ、明日みんなに聞いてみっか」


安元くんはあたしを見てイジワルく笑う。


「えぇっ!?冗談じゃないよ!そんなのわざわざ聞かなくていいからっ」


「お前が言い出したんだろ…ったく。じゃ、俺の中だけで止めといてやるよ」


「何なの、その言い方~!あたしだって安元くんのヒミツ知って…」


ニヤニヤ笑いながら言うもんだから、あたしもつい、ぬいぐるみのことを言いそうになった。


ヤバイ。


これ言ったら、部屋の中覗いたのがバレちゃうよ…。







「は?俺のヒミツって…何?」


案の定、安元くんの顔が急に険しくなった。