【完】君しかいらない

安元くんの部屋…ちょっと興味がある。


帰ってくる前に、チラッと見ちゃえ!


あたしは安元くんの部屋の扉の把手に手をかけ、そぉっと開いた。







…あ、意外とフツー。


とか言ったら、怒られるかな。


なんとなくこだわりがありそうな気がしたから、全部ブルーとかモノトーンとか、ちょっと独特な雰囲気の部屋かと思った。


でも、全然。


これといって記憶に残るような部屋でもなくて、部屋の隅に、机とベッド。


机の上にパソコンが置いてあるだけ。


あとは、制服がベッドの上に脱ぎ捨てられていた。