【完】君しかいらない

そのあとユーリは、何も言わずに俺の部屋を出て行った。


…一発殴られるかと思ったけど、大丈夫だった。


さて…と。


どーするかな。


今からフリーになったわけだし。


ベッドの上にゴロンと横たわり、天井を仰ぐ。






俺の家の真上は、陽斗のウチ。


そして俺のこの部屋と同じ場所に、陽斗の部屋がある。


愛梨ちゃん、陽斗と今頃何してんだろーか。


思わず壁に耳を押しあてる。


…聞こえるわけねーっつの。